今爆増中の「アクアフォーム」確かに利点は多いです。一番の利点を簡潔に言うと「簡単に気密がとれて、断熱性能が高い、品質が均一」と言う事です。我々建築側も「すごい楽」です。一日で済みますし、グラスウールのように細かな作業の指示や慣れは必要なし。職人の腕に左右されず高性能な断熱が可能です。ただ、私小林の個人的な懸念が幾つかあります。かなり優れた商品であることには間違いありません。デメリットや懸念材料もご理解の上で積極的に使って行きたいです。

 

●懸念その1 
電気の線は大丈夫か?30年後「火事になりました」では笑いごとですみません。新しい素材ゆえに木造の家で20年も30年も検証されていません。コンクリート造りのマンションなどの外壁面に結露防止剤として古くから使われています。電気工事の現場でも良く施工をしました。コンクリートの場合はコンクリート内部に配管するので電気の線は問題ありません。基本的に問題があったらその時点から国が規制するでしょうけど・・・何かあった時は誰もどうにもできません。私はリフォームでユニットバスの天井裏の配線下の発泡スチロールが溶けているのをチラホラ見かけました。普通の照明の線ですよ。断熱効果が高いのに配線後に電線全体を覆うように吹付して大丈夫なのか?調べると最大で40%程度通電性能が落ちるとの事。メーカー独自の試験などはされているのかもしれませんが・・・現在は何の規制もありません。この点についてはスマイルホームでは独自の施工方法で解決できそうなのでまあ良いとしましょう。でもメーカー推奨の施工方法では「本当に大丈夫なん?責任とってくれるのかな?」疑問点はあります。検証があっての話でしょうが、いろんな条件が重なった時の事を考えると少し違う施工が必要かなと思います。

 

●懸念その2 
雨漏り、地震、台風による亀裂の浸水時に乾燥するか?雨漏りが発見できるか?水が抜けず腐らないか?という懸念です。新築当初5年や10年いや20年ぐらいは問題ないでしょうが、FRP防水の経年劣化や風雨、地震で20年30年経った時にメンテナンスや修理が問題なくできるのか?剥がせるのか?木造での本格利用は最近ですからまだ、問題があるかどうか10年とか20年してみないと分からない事もあるでしょう。屋根裏に関してはスマイルホーム独自の通気工法である程度カバーできます。ベランダ下などの経年劣化の雨漏りや水漏れには注意が必要ですね。今までいろんなケースを見てきましたから。またリフォームやコンセントの増設など
アクアフォームに限らず密度のある充填方式は難くなるでしょう。気密を取る国の方針になった時点でどの方法でもそれは覚悟が必要ですね。

 

※気密が取れるとは隙間なく密閉できることです。

© 2017 Copyright Smile Home. All Rights Reserved.